KYOTO * 通訳

an interpreter in Kyoto:京都にて、駆け出し通訳者の日々。

通訳

長井鞠子さんの語った「通訳者の資質」

通訳に関心がある方ならすでにご存知の方も多いと思いますが、著名な通訳者の長井鞠子氏が講演(2015年2月)の中で通訳者の資質について語っておれます。

通訳者の資質

大学院時代に受けた「通訳演習」の授業を教えてくださったI先生(現在も放送通訳の世界でご活躍中)が、私が通訳の仕事に関する質問をした際に 「あなたは好奇心旺盛だからきっと向いていると思うわよ」 と言ってくださいました。

ピアニストと通訳者

さて、この二つの共通点はなんでしょう? 答えはこれ。 "It takes more than having two hands to be a good pianist. It takes more than knowing two languages to be a good interpreter."

通訳者のリテンション強化エクササイズ:記憶訳出

「通訳は逐次に始まり逐次に終わる」と言われるほど、逐次通訳は「通訳の基本」(簡単という意味ではなく)なのですが、これは逐次通訳においてなされる作業の流れの中に、「正確に理解して、それを他の言語で伝える」という通訳技術のエッセンスがよりはっ…

日本の歴史・文化を英語で

先日のブログで、学習目標の語彙強化のところに「日本の歴史」関連の語彙を含めました。とりあえず当面は近現代史周りの単語を中心に、少しずつですが蓄積していこうと思っています。 実は歴史関連の語彙強化は、現在私が見込んでいる通常の通訳の仕事に直接…

通訳者の記憶力:リテンションについて②

通訳者にとっての「記憶」とは単なる暗記ではなく、「理解」であると前回の記事で書きました。今日はその続きです。

通訳者の記憶力:リテンションについて①

通訳訓練の基礎であり要でもあるリテンション(記憶保持, retention)について、いくつか引用しながら考察したいと思います。 通訳者にとってリテンション、つまり短期記憶の保持が大切であるとはよく言われることで、私も師匠が「やはりリテンションは大事…

2015年度3学期:目標と学習メニュー

「2015年度3学期」の目標および学習メニューは以下のように決め、やりながら必要があれば調整したいと思います。(さっそく一部修正済み。)

通訳トレーニングの“学期制”

優秀な通訳者になるための重要なファクターの一つはおそらく「努力の継続」ですよね。最近、以下の言葉にぐっときました。 人生の価値は「速さ」と「広さ」ではなく、「方向性」と「深さ」にあることを忘れない。